ピアノ講師の悩み/ピアノ上達の壁を越えるには

目次

ピアノを教えることの悩みと解決法

「ここは悲しい感じで弾いてみて」
「・・なんか違うのよね、こうよ!」

こんな感じの指導を受けたことはありませんか?
指導に悩みを抱える生徒はたくさんいます。

音大を卒業しても、先生がいなければ、どう演奏したらいいかわからない、
音楽を仕事にしたいが、ピアノ講師のノウハウなんて教わったことがない。

ピアノ講師の悩みは尽きません。

  • 習いにいけないから、どうやって弾いていいかわからなくなった。
  • 自分流になってそれがいいのか悪いのかわからず、言ってくれる人もいない。
  • 教え方がわからなくて、闇雲にやっている。
  • 自分もできなくて、教えられない。
  • 自分はできるが、なぜできるのかがわからず、どう噛み砕いて教えていいかわからない。

ピアノが習い事ランキングではトップだが・・

LINEリサーチによると、女性の習い事ランキングトップはピアノで、これは10代から50代の年齢別で見ても、全ての年齢層でピアノが一位を獲得しています。男性においても全ての年代で2位から3位と高い人気を誇ります。

参照元 : LINEリサーチ

では、ピアノ教室を選ぶ上で一番求めていることはなんでしょうか?

1位「講師の対応」

2位「受講料金」

3位「体験レッスンができるか」

4位「講師の経歴」

5位「口コミや評判」

です。1位の講師の対応は圧倒的に多く、全体の58%となっています。

1位と2位の開きがここまで大きいという調査結果ですが、少し驚きではないでしょうか。

参照元: 音楽教室セレクト

ピアノ教室に求められるもの

このリサーチ結果を、少し深掘りしてみます。ピアノ講師をされる方やピアノ講師を探している方が納得できる答えを導き出したいと思います。

講師の対応ということですが、求められる講師であるための三大要素がなんであるのか、心理学から考えてみました。

心理カウンセラーなどの対人支援者に求められる三大要素の説明として、よく使用される図を音楽講師に当てはめてみました。

土台として音楽を学び、深める楽しさを分かち合える人がガイド役であること、
「無条件に肯定的に接してくれる」、というものを講師が持っているか?ということはとても大事です。

声楽ではありますが、ミラノのスカラ座で長年歌っていたソプラノ歌手のマルゲリータ・グリエルミさんですが、師事していた日本人に聞きますと「グリエルミ先生は何よりも愛に溢れている。受講生への無条件の愛情、音楽への愛が本当に深いんです。生徒の成長を嬉しそうに、愛おしそうに話すあのありようは、誰にも真似できないほど深い優しさを感じる。愛ってこういうことなんだ、って思わされた」ということでした。

人生で音楽を学び、何かを得るわけですが、総合的な音楽の学びは人を成長させ、より実り豊かなものにしてくれます。その目的のもとでは、ノウハウや練習法、指導法、メソッドなどの技術だけを磨けば良いかというとそうではありません。

技術だけを学ぶだけでは、演奏家になることも、良いガイドとしての講師にはなれない、ということです。

また、ラポール形成(関係づくり)ができていないと、生徒は本当に悩んでいることは言わないものです。
これまでやってきたことや、それまでの先生を否定しないことも大事なことです。

通いたいピアノレッスンの裏にある欲求とは?

心理学者マズローの有名な5段階欲求というのをご存知でしょうか?

あっ!難しいのがきた!と思った方、ご安心ください。

とっても簡単に翻訳してみます。要はピアノ教室が、このような場所であるか?というのがとても大事です。

  • この先生、失敗とか伸び悩みがあってもすごく親身になってくれる〜(所属と愛の欲求)
  • 先生や他の生徒さんが、とってもいい人で、楽しい〜(所属と愛の欲求)
  • 努力や上達した点を認めてもらえて、なんだか自信がついてきた〜(承認と自尊心の欲求)
  • 新しい曲に挑戦して、自分の得意な曲とか自分ならではの表現が見つかった〜!(自己実現の欲求)

先ほどの三大要素で説明したように、講師の心のあり方を土台とした、温かい交流とつながりは安心と楽しさを育みます。

逆に厳しい指導というものは、講師も生徒も交感神経が活性化し「戦うか、逃げるか」という多少なりとも緊張状態でピアノを習うことにつながります。緊張(交感神経が活性化)、逆にリラックスした安心感(副交感神経が活性化)は他人に伝染することがわかっています。

「安心」をピアノレッスンで育むことができるかどうかは、その後、演奏会であれ、試験であれ、人前で演奏する時の緊張という体と心の状態に大きく関わります。そしてその心身の状態は、演奏を通して伝わります。

指導者の安心した心の状態は馬鹿にできない大きく長い影響があります。

はっきり理解すると怖くなりますね・・

ピアノ上達の安全な地図を作る

まず指導者自体が安心して指導をするためには、

生徒がどこにいるのか
どっちに進むべきか、
いま、どの山を登るべきか

を理解するための安全な地図が必要です。

作曲者、曲、フレーズに合った演奏法、譜読み、音形の分析・・理解するものは山ほどあります。

時代や作曲家によって、求められる音色や奏法は異なります。その違いに合わせた演奏をするには、少なくとも、以下の二つをマスターする必要があります。

1. ピアノの音色の種類の使い分け
2. 音色に応じた身体操作法

もしそれが、

わかりやすい形で体系的に理解でき
選択肢が大幅に広がり
あなたの手で使い分ける

ことができるとしたらどうでしょう?

見える世界が変わります!

指導者は、方位磁石で的確に地図を使いこなすガイドとして、より一層能力を発揮しやすくなります。

指導が明確であれば、生徒のピアノ音楽への理解も明確なものとなります。
やがて演奏者としても、自分自身が自分の先生となることだってできるようになります。

1人の生徒に合わせるスキル

受講生の特徴は様々、年齢も違えば、骨太の男の子、手の小さい女の子、緊張しいの子・・

性格や成長の度合いも千差万別。

1人として同じ受講生はいません。

成長曲線、ぶつかる壁や挫折も違います。

目指すところは一緒でも、途中で見えている景色、その子にとっての正しい道は違うのです。

練習法は画一的なもので良いのでしょうか?

ピアノ演奏の選択肢の幅を広く持つことは、
一人ひとりの特性やチャレンジに合った階段を設計するのに必須です。

大手のメソッドであっても、ガイドとしての地図と地図を使う能力は、指導の大きな助けになるはずです。

私も、イタリアで壁にぶつかり、どう表現していいかわからない日々がありました。

素材を引き出せる音楽家を目指す

音楽レッスンを料理に例えるならば、素材の特徴も調理法も千差万別です。

それをわかりやすく学ぶための、ピアノ脱力法メソッド®表現テクニック100奏法を習得することができます。

安全な地図に加え、使いやすいレシピ集(表現テクニック100奏法)があれば、迷うことも、迷わせることもありません。

  • この曲が弾けるようになるにはどのテクニックが必要か?
  • 目の前の生徒には、いま何が必要か?
  • どのような近未来を想定して進むのが良いか?

今回は、こっちのテクニックを習得し、次回は先にこっちを、という風に、成長曲線と、今ぶつかっている壁に応じて、自由自在に練習内容をカスタマイズすることが可能になるのです。

講師について

講師の照喜名良(Terukina Ryo)が最も大事にすることは、「心に響く音で演奏を届ける」ということです。

チェゼーナ音楽院とローマの名門サンタ・チェリーリア国立アカデミアという、イタリアの二つの音楽院で学び、修了後はチェゼーナ音楽院で器楽のコレペティとして勤め、生徒指導も行いました。

そして日本人が海外で評価されるために必要だと判断したピアノ脱力法メソッド®を、
日本に一時帰国中に習得し、公認トレーナーの資格を取得しました。

ピアノ脱力法メソッド®の公認トレーナーの中で、長年のヨーロッパ留学を経験しているのは照喜名良のみです。

ヨーロッパで学ぶ現地の音楽学生は、
現地人講師の系譜の中で脈々と受け継がれているノウハウを、口伝で、教わることができます。

・本場のヨーロッパで10年間学んだ譜読みや表現方法
・的確な音色を出すための合理的な身体操作法、トレーニングメソッド

これらを組み合わせた、唯一無二のレッスンを提供しています。


イタリア留学時代の音楽院での体験談はこちら。

ヨーロッパの講師と同じレベルのレッスン

日本にいながら、

ヨーロッパの講師と同じレベルのレッスンが受けられ、日本人の身体に合った奏法が身につきます。

レッスンでは、あなたのお悩みに合わせて、効率的な練習を選択して行います。

子供からプロまで、あなたが必要とするものは何かを相談しつつ、レッスンが行われます。

プロ・アマ・ピアノ講師問わず、グランドピアノ/アップライトも問いません。


私も長年の間もがき苦しんで学んできたからこそ、「ピアノの壁」「ピアノ指導の壁」を越える選択肢を多く持っています。色々なレベルの方のピアノ上達や指導のお悩みをよく理解し、解決策を考え、提案することができます。

少しでもご興味のある方へ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

あなたが、いま抱えている悩み、ぶつかっている壁や課題、それらを乗り越え、弾きたい曲を思うように弾ける自分になりたいと思いませんか?

自分なんてそんなレベルじゃ、と思うかもしれませんが、ヨーロッパでは子供の頃から大人が習うのと同じ先生から本質的なメソッドでピアノを習います。

ヨーロッパでは子供の頃から学ぶ、ピアノの本質的な演奏法に触れることは、日本ではなかなか難しいかもしれませんが、それが今後の成長を左右する大事な基礎であり、目標への最も効率的な近道です。

誰にとっても必要な演奏の土台をしっかりと支えつつ、あなたに合った階段を設計しますので、練習さえしっかりしていただければ、どなたでもついていけますので、ご安心ください。

オンライン無料相談・体験レッスンのご予約

無料の相談と体験レッスンのご予約、お問い合わせは以下のボタンより。

注意:オンライン限定です。ZOOMでの体験ワンポイントレッスンご希望の場合、パソコン/ノートパソコンのウェブカメラでご自身の演奏する姿(上半身)を映していただく必要があります。設定につきましては、下記の記事をご参照ください。ZOOM上で実際に音をチェックしつつ説明いたします。

相談のみの場合は、スマホからで大丈夫です。

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