ピアノを弾いていて、親指の第二関節がへっこんだりすることで悩んだことも多いのではないのでしょうか。これを通称「マムシ指」といいます。今回は、マムシ指で起こる弊害について書いていきます。
マムシ指が出るのはどんな時?
人にもよりますが、関節が柔らかいタイプのかたは日ごろから指の強化について考える機会が多いかとおもいますが、例えば男性でがっしりした手の場合、すでに指が強いという印象を受けますが、曲のレベルが上がってきて、オクターブ奏法や固定などが連続してくると、どんどんマムシ指が現れ始めます。
その意味で、ピアノ脱力法メソッド®の「おやま」「独立分離荷重」のトレーニングはすべての手のタイプに必須のトレーニングとなります。これらはベーシック講座の区分II「椅子での脱力・フィンガートレーニング」の中で扱っています。
マムシ指がでるとどうなるのか?
マムシ指は5本の指すべてに起こりますが、とりわけ重症になりやすいのが親指です。その理由は、親指の付け根はほかの4本の指に比べて太く、手首に直結しているというのが挙げられます。
そのため、親指に力が入ると第二関節がへこんでしまい、それに応じて手のひら全体が硬くなり、ほかの4本のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。結果として5本の指すべての連動が悪くなり、それをかばうために前腕が硬くなってしまいます。これが腱鞘炎につながる第一歩といえます。
ピアノを始めて、ブルグミュラー、ソナチネなどではマムシ指が目立たなかったとしても、オクターブが連続して出てくる曲やトレモロなど、曲のレベルが上がってくるとマムシが目立つケースもあります。
例えば、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」第1楽章の左手や、モーツァルト「トルコ行進曲」の右手などです。それからエチュードなどに進んだらほとんどすべての曲でマムシ指は見て見ぬふりができなくなります。
マムシ指ケアセミナーで改善
マムシ指を改善する方法としては、ピアノ脱力法メソッド®ベーシック講座「椅子での脱力・フィンガートレーニング」の中に含まれる「おやま」「独立分離荷重」が最速最短でおすすめです。
また、マムシ指だけにフォーカスした単発セミナー「マムシ指ケアセミナー」も随時開催しておりますので、お気軽にご相談ください。
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