さて、オペラの世界から完璧に縁を切った私が向かったのは、「室内楽」でした。
なんだかんだ、アンサンブルは大好きでしたから。
声楽より器楽奏者の方が、情緒が安定しているし、笑
ソルフェージュちゃんとできるし、笑
声楽家さんよりも、共通言語で話せる感じになるんですね、私は。笑
同じ価値観で話せる、みたいな。
それで「器楽奏者しか相手にしません」と言い放ち、
室内楽を専門的に勉強できる場所を探していました。
すると、ローマにある「サンタ・チェチーリア国立アカデミア」と出会います。
ちょうど、チェゼーナのピアノ科の先輩が、室内楽専攻で在学しているので、いろいろ話を聞いたり先生を紹介してもらえたりしたので、それで受験をしてみることになりました。
イタリアにある唯一の国立アカデミアで、とても厳しい審査だったんですが、年齢制限ギリギリで、運良くパスしました。
「唯一の外国人として」です。
同級生はほかに4人いましたが、全員イタリア人でした。
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