そもそもなぜ、私がイタリアに行くことになったのか。
その事の発端は大学3年生に遡ります。
大学3年の春休みに、3週間くらい使って、イタリアでマスタークラスがあったんですね、それに参加しました。
90分のピアノレッスン、室内楽レッスンがそれぞれ3回と、演奏会に出演。
あとちょこっとイタリア観光付き。
そこでの感触が、なんだかとてもよかったのです。
空き時間に観光して、グラッパで有名な街バッサーノとか歩いていると、「この感じ住めるな」って、直感的に思ったんです。
それで、肝心なピアノの先生との感触もよく、現地の先生とのコネクションがないと音楽留学なんてできませんから、それでルートが開けちゃったんです。
イタリアに興味があったわけではないんですけど、結果として、ご縁があったのがイタリアだったのです。
あと、もう一つの目的として、「イタリアでオペラのコレペティの勉強がしてみたい」というのもありました。
もともとアンサンブルが大好きで、音大でも伴奏ばっかりやっていたのですが、うちの音大では学生は声楽の伴奏しかできない環境だったんですね。
それで、オペラにたくさん触れることになり、ぜひコレペティも勉強してみたいなと。
でもそれは大きな勘違いで、その後地獄を見るのでした。
コメント